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ホームページは作って終わりじゃない — 公開後にやるべき運用と改善のポイント

高嶋晋平
ホームページは作って終わりじゃない — 公開後にやるべき運用と改善のポイント
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「ホームページを作ったのに、全然問い合わせが来ない」——そんな悩みを抱えている経営者の方は少なくありません。

制作会社にそれなりの費用を払って、デザインもきれいに仕上がった。社内でも「いいサイトができた」と好評だった。でも、公開から数か月が経ち、アクセス数を見てみると……ほとんど変わっていない。

実は、ホームページで成果を出している企業には共通点があります。それは「公開後の運用」にしっかりと手をかけているということ。この記事では、公開後に何をすべきか、具体的なポイントを整理してお伝えします。

なぜ「作りっぱなし」ではダメなのか

ホームページは「デジタル上の店舗」とよく言われますが、実際の店舗に例えると話がわかりやすくなります。お店をオープンしたら、商品を入れ替え、ディスプレイを変え、季節のキャンペーンを打ちますよね。ホームページも同じです。

更新されないサイトに訪れたユーザーは、「この会社、まだ営業しているのだろうか?」と不安を覚えます。Googleの検索エンジンも、更新頻度の低いサイトの評価を徐々に下げていきます。

  • 70% — 情報が古いサイトに不信感を抱くユーザーの割合
  • 40% — 3秒以上の読み込みで離脱するモバイルユーザー
  • 60% — スマホから閲覧する中小企業サイトの訪問者比率

放置されたホームページは、名刺に書かれているから存在しているだけの「お荷物」になりがちです。せっかく投資したのですから、きちんと成果につなげましょう。

ノートPCでサイトのアクセス解析を確認するビジネスパーソン
ノートPCでサイトのアクセス解析を確認するビジネスパーソン

まずは「見る習慣」をつける — アクセス解析の基本

「アクセス解析って、何を見ればいいかわからない」——これは本当によく聞く声です。Google Analyticsの画面を開いても、数字やグラフの海に溺れてしまう気持ちはわかります。

ですが、最初から全部を理解する必要はありません。まずは3つの数字だけに注目してください。

  • ユーザー数(月間):何人がサイトに来ているか。まずは現状を把握し、増減の傾向を月単位で追いましょう。
  • 直帰率:最初の1ページだけ見て離脱した人の割合。直帰率が高いページは、内容かデザインに改善の余地があります。
  • コンバージョン数:お問い合わせや資料請求など「成果」の数。この数字こそが、サイト運用の成績表です。

月に一度、15分でいいのでアクセス解析を眺める習慣をつけてください。それだけで「何が効いていて、何が効いていないか」が少しずつ見えてきます。

最初はざっくりとした把握で十分です。大切なのは、定点観測を続けること。3か月も続ければ、自社サイトの「健康状態」が手に取るようにわかるようになります。

コンテンツ更新 — 何を、どのくらいの頻度で?

「ブログを書かなきゃいけないのはわかっているけど、何を書いたらいいかわからないし、時間もない」。中小企業のWeb担当者が最も悩むポイントがここです。

結論から言うと、毎日更新する必要はありません。月に2〜4本、質の高い記事を出し続ける方が、毎日薄い内容を投稿するよりもずっと効果的です。

  • お客様からのよくある質問:営業や問い合わせで繰り返し聞かれることは、そのまま記事ネタになります。お客様の「知りたい」に直接応える内容です。
  • 事例・実績の紹介:「この会社に頼んで大丈夫かな」という不安を解消する最強のコンテンツ。許可を得た上で、ビフォーアフターや成果を紹介しましょう。
  • 業界の最新情報:自社の専門領域に関するニュースや法改正の解説は、「この会社は詳しい」という信頼感を生み出します。
  • サービス情報の更新:料金変更、新メニュー追加、営業時間変更など。基本情報が古いままのサイトは、信頼を損ねる原因になります。
カフェでブログ記事を執筆するビジネスパーソン
カフェでブログ記事を執筆するビジネスパーソン

大事なのは「完璧を目指さないこと」。700〜1,500文字程度の記事でも十分です。まずは「月に2本」を3か月続けてみてください。そのペースが当たり前になったら、少しずつ増やせばいいのです。

SEO改善 — 検索で「見つけてもらう」ための地道な工夫

SEO(検索エンジン最適化)は、一度やれば終わりというものではありません。Googleのアルゴリズムは年に数回大きなアップデートがあり、競合サイトも日々改善を続けています。

ただし、中小企業がSEOに取り組むとき、全国規模のキーワードで上位を狙う必要はありません。「地域名 + サービス名」のような、自社にとって本当に重要なキーワードに絞って対策するのが効果的です。

公開後にチェックしたいSEOポイント

  • Google ビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)を登録・最新化しているか
  • ページタイトルとmeta descriptionに狙いたいキーワードが含まれているか
  • スマートフォンで問題なく表示・操作できるか
  • ページの読み込み速度が極端に遅くないか(3秒以内が目安)
  • お問い合わせページや電話番号へのリンクがすぐ見つかるか
  • 画像のalt属性(代替テキスト)が適切に設定されているか
  • SSL証明書(https)が有効になっているか

特にGoogleビジネスプロフィールは、地域の中小企業にとって最もコストパフォーマンスの高いSEO施策の一つです。無料で使えるのに、設定していない企業がまだまだ多いのが実態です。口コミへの返信も含めて、丁寧に運用しましょう。

見落としがちなセキュリティとメンテナンス

「うちは小さい会社だから、サイバー攻撃なんて関係ない」——残念ながら、これは危険な思い込みです。むしろ、セキュリティ対策が手薄な中小企業のサイトこそ、攻撃者にとって狙いやすいターゲットになります。

Webサイトのセキュリティ管理画面
Webサイトのセキュリティ管理画面

特にWordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)を使っている場合、以下の対策は必須です。

  • CMS・プラグインの定期更新:脆弱性を放置したままにしない。最低でも月1回は確認しましょう。
  • バックアップの定期取得:万が一に備え、週1回程度の自動バックアップを設定しておくと安心です。
  • SSL証明書の更新確認:期限切れは「安全でないサイト」とブラウザに表示される原因。自動更新にしておくのがベストです。
  • 管理画面のパスワード管理:推測されやすいパスワードは厳禁。二段階認証の導入も検討しましょう。

サイトが改ざんされてマルウェアを配布してしまった場合、Googleから「危険なサイト」と判定されます。一度この判定を受けると、検索順位の回復に数か月かかることもあります。「事後対応」のコストは、「予防」のコストの何倍にもなります。

「改善サイクル」を回す — 小さく試して、大きく育てる

ここまで紹介したアクセス解析・コンテンツ更新・SEO・セキュリティは、単発の「やること」ではなく、繰り返し回す「サイクル」です。

  • 計測する:アクセス解析で現状を把握
  • 仮説を立てる:データから課題を特定
  • 改善する:小さな変更を実施
  • 検証する:結果を確認して次へ

たとえば、「お問い合わせページの直帰率が高い」ことがわかったら、フォームの項目数を減らしてみる。「特定のブログ記事が検索上位に来ている」なら、関連記事を増やして集客力を高める。

一度に大きく変えようとする必要はありません。1か月に1つ、小さな改善を積み重ねる。半年後に振り返ったとき、サイトが見違えるほど成長していることに気づくはずです。

サイト改善のミーティング風景
サイト改善のミーティング風景

ホームページは「育てる」もの

ホームページ制作に数十万〜百万円以上の投資をしたのなら、その投資を回収できる状態にしなければもったいない。公開はゴールではなく、むしろスタートラインです。

今日から始められる3つのこと

  • Google Analyticsを導入し、月1回15分だけ数字を確認する
  • 「お客様からよく聞かれること」を1つ記事にして公開する
  • CMS・プラグインのバージョンを確認し、更新があれば適用する

日々の業務に追われる中で、サイト運用に割ける時間は限られているかもしれません。そんなとき、運用を含めてまるごとサポートできるパートナーがいると、心強いはずです。

ホームページ運用Web制作SEO対策中小企業サイト改善
合同会社アイデアル 代表 高嶋晋平
この記事を書いた人

高嶋 晋平合同会社アイデアル 代表

2013年、埼玉県杉戸町にて創業。Web制作・デザイン・SNS運用から、 自社開発AIによる業務効率化・コンテンツ生成までを一気通貫で支援。 「中身で語る・実物で見せる」を信条に、中小企業のデジタル化に伴走しています。

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