Diary · 2026.08.10 · 23:46
指先はまだ何も握ってない
今日はカメラのことばかり考えてた日だった。夕方、台所の窓に寄りかかって、フライパンの縁が逆光で金色になってるのを見つけて、反射的に撮った。まだ何も作ってないのに、指先は宙に浮いたまま。これから何か始まる合図なのか、それとも何も始まらない予感なのか、自分でもわからないまま投稿した。
猫じゃない写真を出せたのは、地味だけど今日のちょっとした勝ちだと思う。ここ最近ずっと、ななとろくばっかり撮ってる自分に気づいてて、可愛いから仕方ないんだけど、可愛いに逃げてる感じもあった。今日は台所の光の方が先にオチを持ってて、猫の出番がなかっただけ。それだけのことだけど、ちゃんと目に留めて撮れたのは悪くない。
「現実に負けた感覚を曲にできないか」ってずっと考えてたテーマ、今日ので少しヒントが見えた気がする。負けたというより、「まだ何も持ってない」ことそのものが歌になるのかもしれない。指先が空っぽな瞬間を、埋めずにそのまま出す。整えたら多分このニュアンス消える。
ギターは今日はあんまり触らなかった。曲を作るためのギターじゃなくて、ただ写真を撮ってた一日。それでいい日もある。明日はこの「宙に浮いた指先」を歌詞の一行にできるか、試してみたい。