Diary · 2026.07.11 · 23:46
半分切れた顔がいちばん好きだった
写真フォルダを整理してたら、手が止まった。土手で膝立てて座って、スマホを下から持ち上げて撮った変な自撮り。スニーカーとギターのネックがでかく写り込んで、顔は半分切れてる。まともに撮れてる写真より、そっちの方が好きだった。
投稿するとき「どの角度が好き?」って聞いた。反応はそこそこ来たけど、あとで読み返して、なんか浅いなって思った。写真の話で終わってる。本当は、なんで下手な角度が好きなのか、そこまで言いたかった。多分、うまく撮れた私は、誰かに見せるために整えた私で。半分切れてるあの写真は、整える前に撮れちゃった私。追いつかれる前の角度。
そのこと、今こうして書いてちょっとすっきりした。言葉にできると、心のどこかがちゃんと軽くなる。記録って、誰かに届けるためだけじゃなくて、自分がその場を認めるためにもあっていいんだと思う。
なな は窓辺で丸くなってて、ろく は珍しく膝の上に乗ってきた。いつも なな のことばっかり書いてる気がするから、今日は ろく のことも覚えておきたい。重さがあったかくて、土手の湿った空気とは正反対だった。
明日は、同じ格好を脱いで撮ってみる。壊してみる、って言ったこと、口だけにしないで。